2011年4月28日木曜日

流山で自然エネルギーを!

みなさま、お元気ですか。

福島第一原発の事故は未だに安定化させられず、現場の人々の苦闘が続いています。
事故そのものについては祈るしかないのですが、二度と今回のような人災を起こさないために、できることがないかと思います。
自然エネルギー(再生可能、グリーン、クリーン、新、などなどいろんな呼び方がありますが)のうち、発電に限ると日本では2%(水力を入れて10%)しか発電してませんが、ドイツでは2000年に6%だったものが2010年に16%になり、2020年には35%になることが見込まれています。今回の事故でドイツの保守党政権も脱原発に移行したため、この勢いはさらに加速されていくでしょう。北欧諸国やイタリアなどのヨーロッパ諸国、オーストラリアなども脱原発政策を掲げています。さらに、脱原発とはいわないまでも、中国やインドなども積極的に自然エネルギーへの投資を拡充させています。
ところが、日本は電力会社の独占体制という戦時総力戦体制のなごりを転換できずにいて、世界的な流れに乗り遅れ、21世紀の成長産業である自然エネルギー開発を停滞させてしまっています。原発という恐竜のような存在が社会を窒息させてきたともいえます。そして今回の事故で現実に呼吸する・水を飲む・食べることが生命を確率的に脅かすことになってしまいました。
もちろん現在の制度のままでは困難なこともあります。東電をはじめとする電力会社は、太陽光発電の家庭での余剰のみを10年間だけ買い取るという制度を政府につくらせて、小規模自然エネルギー発電の芽をつぶしてきました。ドイツでの普及は自然エネルギーによる発電の全量を固定価格で優先的に買い取るという政策を進めたためです。その結果地域でのエネルギー自給・起業と雇用を生み出してきました。原子力推進に使われている兆単位の税金のいくらかでも自然エネルギー政策にまわせば、日本でも飛躍的に普及していくでしょう。
子どもたちに笑ってくらせる社会をバトンタッチするために、地域のつながりと経済の循環をできるところからつくっていきたいと思うのです。
国家的な政策のレベルの話しもありますが、それよりもまずは「身近」で「手の届く範囲」から、「具体的なプロジェクト」から始めるのが良いのではと思いますがいかがでしょうか。
個人的には例えば家庭での太陽光発電パネル設置(補助金あり)、保育園・公民館・市施設・企業の屋上に太陽光パネルを取り付けて発電する、というようなプロジェクトをとっかかりにしてはいかがかと思っています。

第一回準備会(のようなもの)
日時:4月29日(金・祝)10:00~12:00
場所:赤城福祉会館(流山街道南高校向かい)駐車場は台数が少ないので近くのデニーズとかに止めて昼飯食うのもありか。

会の名称もまだ決まってないので「アドラーの会」という団体名で部屋をとりました。

議題:会の名称、プロジェクトのイメージなどなど。
みなさんの案をお持ちください。自然エネルギーについての簡単な参考資料は用意します。
また、子育てや自然エネルギー普及について税金の使い道を決める市長・市議会議員へのアンケートを進める会もあります。何かお考えがあればお持ちよりください。

参考情報(クリックすると別窓で開きます)
孫正義氏の自然エネルギー普及についての講演と質疑応答(自由報道協会主催)
環境エネルギー政策研究所・飯田哲也氏による参院議員会館での勉強会資料(PDF・2009年2月)
当日配布資料
長野県飯田市の事例
飯田市NHK放送のまとめ他